数学

和算

第45回 愛媛和算研究会での発表

8月1日(日)の午前10時から約2時間半,第45回 愛媛和算研究会が開催されました。 愛媛和算研究会はコロナ禍のため,昨年8月と今年2月の研究会は中止となり,1年ぶりの開催でした。 いつものように愛媛大学教育学部の教室を借りて...
和算

大西佐兵衛『雑題』の研究 ー第1巻よりー

昨年度の研究が論文になりました。 松山市道後の伊佐爾波神社には多数の算額が奉納されていますが,現存するものの中で一番古いものが大西佐兵衛の算額です。 その大西佐兵衛は『雑題』と題した和算書30巻を書き,現在愛媛県立図書館に所蔵...
数学

4つの円の交わり

上の図は,赤い点を通り,小さい4つの円の2つに接するように,4通りの円を書いてみたらそれらはみな緑の点で交わりました。不思議ですね。 この図の書き方を順を追って説明します。 最初に小さい4円を書きます。そのときの条件は,(1)...
数学

水玉模様

今日は早々と月曜の授業の準備が終わったので,パソコンで水玉模様を書いて遊んでいました。 心の余裕も大事ですよね。 でも,実は,数学のある現象を目で確かめようとして作った図なのです。 意外にも,模様としても楽しいですね。 ...
数学

竹編みのあるパターンの対称性について

ネットで竹編みのパターンを探していたら上の図のようなものを見つけました。 早速、文様群について調べてみました。 対称性を調べてみると下の図のように、90°の回転対称の中心(緑色の四角)、180°の回転対称の中心(青色の丸印)が...
和算

池田の定理の一般化と重心の役割について

2019年の論文です。日本数学教育学会高専・大学部会論文誌 25-1 (2019) pp.9--20. に載ったものです。 2018年に当時の学生と共著で「池田の定理の拡張について」という論文を発表していますが、その結果をさらに拡張...
和算

池田の定理の拡張について

2018年の論文(共著)です。愛媛大学教育学部紀要 65 (2018) pp. 137-142 に載ったものです。 池田の定理は、池田貞一が 1826 年に東都牛島長命寺に掲げた算額に書かれた問題に端を発します。 同じ年に出版...
数学

麻の葉編みの対称性

竹の編み方に「麻の葉編み」という編み方があります。 この編み方をパターン化したものが上の図です。 対称性を調べてみると下の図のように、180°の回転対称の中心(青色の丸印)があり、その間を埋めるように滑り鏡映軸(赤い破線)が縦...
折り紙の数学

錐体の体積公式と等高重心立体に関する考察

2018年の論文です。日本数学教育学会高専・大学部会論文誌 24-1 (2018) pp.1--14 に載りました。 球・円柱・円錐のような立体図形は、平面上を滑らかに転がります。これらの立体は、転がしても常に重心の高さが一定です。...
数学

網代編みの対称性

竹の編み方に「網代編み」という編み方があります。パターンは2種類あって、上の図が「2本とび網代編み」で、下の図が「3本とび網代編み」です。 3本とび網代編み 対称性を調べてみると下の図のように、180°の回転対称の中心(青色の...