数学関連の記事
算変座標の杉成算への応用
これは2023年2月の論文です。
松山大学論集 第34巻第6号, (2023) pp. 51--89.
和算の問題に杉成算というものがあります。
【杉成算】互いに接する3円 \(c_1,c_2,c_3\)(半径をそれ...
算変法不変式がつくる座標系について
久々の投稿です。一昨年の2022年4月に発表した論文がようやく松山大学リポジトリに登録されました。その論文を紹介します。
上の図はこの論文の例題4として取り上げた問題です。
【問題】互いに接している3円 \(c_1,c_2,c...
散歩と研究会発表
午前中に1時間少々散歩しました。いつもは地面を歩くだけなのですが、今日は歩道橋にも登ってみました。
歩道橋からの景気はいつもの視線とは違っていて新鮮だったので、写真も撮ってみました。
午後は日本数学...
数学史研究発表会
今日は日本数学史学会の研究発表会が zoom であり、私も研究発表をしました。
タイトルは「『累円術無寄』について ー算変座標で解くー」です。
反転法や算変法を発展させた、算変座標という座標系を用いて、和算の問題を解いてみると...
全国和算研究大会秋田大会に参加してきました
2022年11月5日(土)・6日(日)の2日の日程で「第18回全国和算研究大会秋田大会」が秋田市のにぎわい交流館で開催され、それに参加してきました。
コロナの影響で2020年と2021年は大会が中止だったので、待ちに待った待...
準正多面体を作ってみよう
正多面体のことはよく知っていると思います。
正四面体、正六面体(立方体)、正八面体、正十二面体、正二十面体 の5つです。
では、準正多面体とはどんな立体なのでしょうか。
異なる種類の面、(例えば、正三角形、正方形、正五角...
展開図の公式
立体図形
立体図形(凸多面体)は頂点、辺、面という構成要素からなっています。
立体図形の辺のことを昔は「稜(りょう)」と呼んでいました。
例えば、立方体の場合は、頂点が8個、辺が12個、面が6個からなっています。
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数学史研究発表会
今日は日本数学史学会の研究発表会が zoom であり、私も発表しました。
タイトルは「調和点列と外相似の四円定理」です。発表要旨はここからダウンロードできます。
無事終えることができたので、スーパーで刺身用の魚(タチウオとアジ...
第45回 愛媛和算研究会での発表
8月1日(日)の午前10時から約2時間半,第45回 愛媛和算研究会が開催されました。
愛媛和算研究会はコロナ禍のため,昨年8月と今年2月の研究会は中止となり,1年ぶりの開催でした。
いつものように愛媛大学教育学部の教室を借りて...
大西佐兵衛『雑題』の研究 ー第1巻よりー
昨年度の研究が論文になりました。
松山市道後の伊佐爾波神社には多数の算額が奉納されていますが,現存するものの中で一番古いものが大西佐兵衛の算額です。
その大西佐兵衛は『雑題』と題した和算書30巻を書き,現在愛媛県立図書館に所蔵...