全国和算研究大会秋田大会に参加してきました

秋田市にぎわい交流館 和算
秋田市にぎわい交流館

2022年11月5日(土)・6日(日)の2日の日程で「第18回全国和算研究大会秋田大会」が秋田市のにぎわい交流館で開催され、それに参加してきました。

コロナの影響で2020年と2021年は大会が中止だったので、待ちに待った待望の大会でした。

初日は午前中に市民講座があり、鳴海風先生の講演と菅原先生の報告。そして和算資料の展示がありました。

午後からの研究大会は鳴海先生の記念講演、菅原先生の秋田と岩手の和算研究の交流についての報告があり、引き続き研究発表が7件ありました。

私も「算変法不変式が作る座標系について」というタイトルの研究発表を行いました。そのときの発表レジュメはここからダウンロードできます。

宿泊は秋田キャッスルホテルでした。夕方は例年ならば懇親会なのですが、コロナ禍の中でもあり酒類なしでの夕食でした。

みなさん夕食後には、ホテル1階のコンビニでビールやお酒を買い求めていましたので、部屋飲みだったのでしょう。私もワインを1本買って部屋飲みしました。

翌日は貸切バスでの見学研修会で、仙北市角館町西長野の熊野神社の算額見学でした。

小さな神社でしたが、その中に算額4面、問題数にして19題の奉納で、この地域に和算が根付いていたことの証拠となる貴重なものでした。

次は角館の街の中に移動し、武家屋敷を見て回りました。ちょうど紅葉が見頃で、この研究大会の開催時期がなぜ11月だったのかの理由が分かったような気がしました。

その後参加者の方々はバスで角館まで移動して解散。一部の飛行機利用の参加者は大会役員の車に分乗して秋田空港まで送ってもらいました。

現地開催となった研究大会で、研究仲間との久々の再会ができ、とても楽しく過ごすことができました。