2011年に発表した記事です。
雑誌「日本数学教育学会高専・大学部会論文誌」19-1(2012)pp.25-34 に載ったものです。
鴛鴦の問題は中根彦循の『勘者御伽双紙』(1743年)に載っています。
ヨーロッパでは、P.G.Tait が1884年の論文で発表したことにより Tait’s 8 Coin Puzzle とよばれています。
この問題を最短手順で解く巧妙な解法が知られています。その巧妙な解法だけが紹介されているために、この問題は他の解き方を考えても無意味と思われているようで、そのが災いしてか数学の教材として取り上げられることがあまりありません。
この記事では、鴛鴦の問題を一般化することによって、鴛鴦の問題の本質的な部分について考察しました。そして、鴛鴦問題の誰にでもできる自由度の高い解法を紹介しています。
次のリンクからその資料を見ることができます。