2011年に発表した記事です。雑誌「日本数学教育学会高専・大学部会論文誌」18-1(2011)pp.1-12 に載ったものです。
六斜術は四角形の4辺の長さと2対角線の長さに関する関係式で、和算でよく使われる公式です。この関係式は平面内の任意の四角形に対して成り立ちます。
もう一方のトレミーの定理は、円に内接する四角形の4辺の長さと2対角線の長さに関する関係式としてよく知られているものです。
外見上はこの2つの公式の間には類似性は見られないのですが、よく調べてみると2つの公式はある関係式で繋がっています。その幾何学的意味について考察したものです。
次のリンクからその資料を見ることができます。